亜⇔和⇔洋 global~mix
私達の生活やビジネスは国際的で多種多様化しています。
基本さえしっかりとおさえていれば、個々の感性やスタイルで「和」を楽しめるでしょう。
いつでも(日常や冠婚葬祭・・・)
誰にでも(若い世代・帰国子女・留学や駐在予定者・外国人の方々・・・)
どんな場所でも(海外生活・和室がなくても・・・)
無理なく実践出来る「和」を御提案します。
和へのコンプレックス
私は下町育ちでもなければ京女でもありません。
生家も特別に「和」と関わり深いわけではなく、粋筋の世界とも無縁です。
北海道生まれの私は、車に例えると「寒冷車仕様」
風土が違えば、自然や季節感、習慣も大きく違います。
江戸や京都を軸とした古い文化やしきたりを学ぶことは、私にとっておおげさにいえば外国語を習うようなものでした。
このような私だからこそ「和」に強く魅かれ、学びの道が今も続いているのかもしれません。
和へのハンディキャップ
畳や床の間のない居住空間では、和室での作法や室礼も自然に覚えられません。
核家族化が進み、古来の行事やしきたりを誰が教えてくれるのでしょうか。
海外へ行ったり外国の方と接したりして、改めて「和」を知らない自分に気付くこともあるでしょう。
誰もが少なからず「和」に対してハンディキャップを背負っているのではないでしょうか?
用の「和」
「和」を学んでも用いなければもったいないと思います。
冠婚葬祭や大切な会食の場など特別な時こそ、どんなに取り繕っても普段の自分が如実に現れます。
そういった機会は誰にでも必ず、そして急にやってくるので日々の生活の中で身に付けておく必要があるでしょう。
また「みたてる」という言葉があります。
カフェオレボウルを抹茶碗に、食器を花器に「みたてる」
道具や場所がなくても、知恵とセンスと心があれば楽しめます。
若い世代や帰国子女、留学や駐在予定者、外国人・・・
今まで「和」に触れたことがなく、それでも興味を持っている方はたくさんいます。
いつでも、誰にでも、どんな場所でも、楽しめる「和」が今必要なのではないでしょうか。
自分の「和」
個性や自由は、伝統や本物を知ってこそ表現出来るものです。
基本を身に付ければ、自分のセンスやライフスタイルに合わせてアレンジやミックスすることが出来ます。
そして、安易にかたくなに「和」を実践するのではなくTPOを見極め、自分なりに咀嚼すること。
自分らしく「和」を楽しみましょう。