季節+年中行事× 和文化=躾
season~event~culture~manner
四季折々の行事や暦には、和のエッセンスが凝縮されています。
行事の由来や食べ物、室礼やしきたりを学ぶことによって
- 衣(季節感やTPOに合った装いやふるまいを身に付ける)
- 食(自然の恵みや旬の食材、日本料理の由来や作法を知る)
- 住(四季や行事を感じさせる空間をととのえる)
を美しく身に付け、自らを躾けることが出来ます。
躾という字
作法やマナーというと、格式ばった窮屈でめんどうなイメージがあるかもしれません。
でも作法や型には必ず意味があって、無駄のない美しい動きになっています。
例えば、茶道の「一回に一動作」も大切なものを壊さないよう大事に扱うためですし
作法を知っていれば、物事の順序や動きの導線も理にかなっていてかえって自分が楽なのです。
「型に血がかよってその人の形となる」と言われますが立ち居振る舞いには心が表れます。
躾(しつけ)という字は、身を美しく・美を身に付けると書きます。
ぜひ御自身を躾けることを楽しみましょう。
季節と行事
日本は四季がはっきりしていて日本人は古くから季節の移ろいを愛で楽しんできました。
季節の節目にあるのが五節句などの年中行事です。
行事を楽しむことは、由来・歴史・しきたり・旬の食材や料理法などを自ずと学べて一挙両得。
そのうえ季節を感じるアクセントにもなるのです。
四季や行事は忙しくストレスの多い毎日の中で
精神的にも健康面でも良い切り替えスイッチの役割をしてくれるのではないでしょうか。
衣食住
春になれば花のような色合いの、夏になれば涼しげな素材の服が着たくなるように四季がはっきりしている日本には衣替えの風習があります。
秋の味覚をいただく時などは、自然の恵みや大地のパワーに感謝せずにはいられません。
冬になると新年を迎えるためにまわりをととのえ、お客様をもてなす準備をする家もあるでしょう。
季節や行事を楽しむことは全て衣・食・住のコーディネートに通じているのです。
My 暦
暦には和文化のエッセンスがぎゅっとつまっています。
今では廃れてしまった行事や地方によって違う習慣があったり、旧暦と新暦の違いから、ライフスタイルによっては実践出来ないこともあるでしょう。
五感や個性を生かして、今の自分に合ったオリジナル「和」カレンダーで暮らしてみませんか?